運用ノウハウ
LPOとは?最適化のポイントと役立つツールを紹介
「LPO」という言葉はWEBマーケティングに携わる方、特にリスティング広告やSEOに取り組む方ならよく聞く言葉ではないでしょうか?
しかし、その意味や必要性について理解している人、また、意味は知っていても、効果のあるLPOが実践できている方は多くありません。
この記事では、LPOとは何か、最適化をするためのポイント、LPOに役立つツールについて詳しくご紹介いたします。
LPO(ランディングページ最適化)とは
LPOとは、Landing Page Optimaizationの略で、ユーザーがサイトに訪れた最初のページ(ランディングページ)で行う改善施策のことです。「ランディングページ最適化」と訳されます。
LPO(ランディングページ最適化)の最適化ポイント
LPOのポイントは、ユーザー目線で意図、ニーズに合ったものを見せられているかです。
最適化のポイントは、「流入チャネル」「ファーストビュー」「ストーリー展開」「流入デバイス」の4つのポイントに大別されます。
LPへの流入チャネル
流入の経路によってユーザーの気持ちは異なります。特に検索からの流入はユーザーの気持ちも推測しやすいです。最適化する手始めは、特定のキーワードに絞ったLPの改善片手をつけることをおススメします。
- 検索ならば、流入キーワードに合致した内容を提供できているか
- 広告ならば、出稿方法やクリエイティブと合致させられているか
LPのファーストビュー
ファーストビューでユーザーの心を掴めているか
ファーストビューとは、ユーザーが一番目にする箇所です。
ストーリー展開の問題定義や興味関心。ユーザーの共感を得るために、「メインビジュアル」「キャッチコピー/タイトル」を改善しましょう。
この2点は、いわば、サイトの顔、第一印象が良ければコンテンツの中身も見てくれるようになります。最適化する上で大切な部分です。
コンテンツのストーリー展開
ストーリー展開とは、ページに配置するコンテンツの並べ方と言えます。ストーリー展開の要素として、次の3つのポイントを押さえましょう。
- 「問題定義や興味換気」ユーザーが気になるポイントを端的に伝える
- 「ユーザーの共感を得る」ユーザーに寄り添い共感を得る
- 「解決方法の提示」どうすればいいかという問題に対する解答
この3つの要素を入れた上で、さらに「証拠」や「一押し」といった2つのコンテンツ要素を加え、ユーザーとサービスを上手くつなげていきます。
- 「証拠」このサービスでその問題が解決できるという根拠
- 「一押し」ここで買おう、ここに問い合わせてみようという一押し
それぞれのストーリー展開を組み合わせることや、それぞれの要素の中身の改善を行い最適化をしましょう。
流入デバイス
このページで何を見せるかが決まっていたとしても、デバイスに合った「見せ方」が悪いと、ユーザーから「見にくいサイト」と思われ中身を見ることなく離脱してしまうことがあります。
PCでしか確認していないか
SPからの流入ユーザーのユーザビリティを考えたデザインになっているか
は確認しておきましょう。
LPO(ランディングページ最適化)のおすすめツール5選
LPOエビス/株式会社イルグルム
- ユーザーのプライバシーに配慮しつつ高精度なデータの取得を実現
- 複雑に相関する広告データやサイト来訪者データの集約
- 簡単に・最速で・継続してデータ分析のPDCAを回せるような設計・機能開発。誰が見てもすぐわかるレポート作成でマーケターの皆様を支援。
Gyro-n LPO(ジャイロン LPO)/株式会社ユニヴァ・ジャイロン
- ユーザーに合わせた訴求で的確に誘導(ユーザーの属性や行動履歴、閲覧状況に合わせてコンテンツを差し替えることでスムーズに目的のページへ誘導)
- アクセス解析の手間を削減)(コンバージョンレート(目的達成率)に応じて、複数登録されているコンテンツの中からより効果の高いものへ自動で最適化)
- 新たなページ作成の手間を削減(既存のページにタグを挿入するだけで、ユーザーに合わせた表示切替えが可能。LPを新しく作成する必要なし)
Optimizely(オプティマイズリー)/株式会社イー・エージェンシー
- 導入社数9,000社の実績
- 実験結果の信頼性(スタンフォード大学とタッグを組み、ベイズ統計をベースに偽陽性検出率コントロール処理を採用した Stats Engineという統計エンジンを開発)
- 安心のテクニカルサポート(豊富なWebサイトソリューション、A/Bテスト実装経験を基に、迅速・性格なサポートを行うことが可能)
CVX/株式会社ポストスケイプ
- 200種類のデザインテンプレートを標準搭載。「穴埋めに近い感覚」で驚くほど簡単にランディングページ作成可能
- 制作から公開後の運用まで「ALL IN ONE」の機能が充実。ページ制作、A/Bテスト、ページ分析、クリエイティブ改善までCVR 最適化に必要な LPO 機能を提供
- 編集機能の自由度が高い(プログラミング不要でLP内のコンテンツの上下入れ替え・非表示・追加やエントリーフォームも簡単に構築。さらにHTMLを直接編集することも可能。)
どこどこJP/株式会社Geolocation Technology
- エリアターゲティング(Webサイトへの来訪ユーザーのアクセス元地域別にコンテンツを出し分ける事が可能)
- マーケティングオートメーション(CRM・SFAのシステムに未登録のWebサイト訪問者についても、企業データを付与することが可能)
- 様々なアクセス解析ツールやCRMツールと連携させることが可能なBtoBアクセス分析で、ビジネスに直結する見込み顧客の情報を可視化
まとめ
LPは、自社製品やサービスの売上や資料請求、会員登録に直結する重要なページです。
多様化するユーザーニーズに合わせて多くのCVを得るにはLPOは必要不可欠な業務です。とはいえ解析や検証には、多くの時間や労力が必要なです。
そこで、ノウハウのある業者に実績に基づき効率的な改善を依頼することや、LPOに関わる業務をある程度自動化できるLPOツールを上手に活用すれば、担当者の負担を削減し、効率的かつ的確な施策を講じることができます。