運用ノウハウ
EFOとは?最適化のポイントと役立つツールを紹介
EFO(入力フォーム最適化)とは
EFOとは、Entry Form Optimizationの略で、お問い合わせフォームの最適化のことを言います。「入力フォーム最適化」「エントリーフォーム最適化」と訳されます。
- どこに何を入力したらいいかわからない
- 入力フォームが小さくて入力しづらい
- 入力する内容が多くて面倒くさい
このような入力フォームのストレスを減らし、かつわかりやすく、入力しやすくして挙げることがEFOとなります。
入力フォームの構成要素
- タイトル
- ラベル
- 入力フィールド
- アクションボタン
- パーミッションの同意
- プライバシーポリシーの明示
入力フォームの目的を記載します。
例:お問い合わせ、会員登録、資料請求など
入力フィールドに何を記入すれば良いのかをユーザーに知らせます。
例:氏名、住所、連絡先、内容など
ユーザーが情報を記載する項目です。項目が1行のみの場合は「入力フィールド」、お問い合わせフォームなどの複数行を入力する場合は「入力エリア」と呼びます。
ボタンを押すことで回答内容の送信や別のリンクへの遷移に至ります。
例:送信ボタン
フォームに入力した情報を基に、「顧客に対してマーケティング行動をとることを、顧客本人から許諾を得ているか」という確認です。
例:営業メール(メルマガ)を送っても良いかの許諾など
個人情報の取扱い方法やプライバシーにどのように配慮しているかを示すための企業としての指針を明らかにしたものです。
EFO(入力フォーム最適化)の最適化ポイント
ユーザービリティ
入力をする際に、わかりやすく、ストレスを感じさせないフォームになっていますか?例えば、入力をする際に、何の情報がどれくらい必要で、どれくらいの時間が必要か、事前にそれらの情報を明示することで、ユーザーが容易にイメージできる状況になっていることが望ましいです。
特にPCとSPでは入力の手間やストレスと感じる部分も変わってきます。
それぞれのデバイスのユーザビリティを検討しましょう。
入力項目
ユーザーがお問い合わせ完了するにあたって不必要な入力項目はありませんか?例えば、お問い合わせの解答をする際に必要となってくる情報は「名前」と「電話番号」「メールアドレス」だけであれば、入力する項目も少なく非常にシンプルです。
当然、必ず必要となる情報もありますので、必ずしも不必要とは言えませんが、できるだけ入力する項目は少なければ少ないだけ入力のストレスは軽減されますね。
それぞれひとつの例として挙げましたが、御侍史のサイトの入力フォームで気になるポイントがあれば、改善してみましょう。
EFOチェック項目
入力フォームのチェックリストは、こちらです。
-
フォーム設計
- 入力する項目の数は少なくする
- テキストフィールドのサイズ
- 言葉の統一
- 住所入力の最適化
- 住所入力を1つに統一
- エラー時のアラート
- 入力完了時のお知らせ
- 名前入力の最適化
- 数字入力の最適化
- 電話番号入力の最適化
- 電話番号入力を1つに統一
- 不要なリンクを外す
- サンプルテキストの挿入
- EFOカラーリング
- セキュリティマーク
- 入力タップの最適化
フォームで取得する項目が多いと離脱の原因となります。できるだけ必要最低限の項目にしましょう。
フォーム改善
入力開所は大きくて入力しやすいようにしましょう。
見出しのタイトルとアクションボタンの言葉は同じものに統一しましょう。
郵便番号入力をすれば、都道府県・市区町村が自動t系にあ入力される仕様にして、入力の手間を省いてあげましょう。
統一できる入力欄は1つにしましょう。
入力の間違いがあった場合には、送信ボタンを押してからではなく、入力してすぐにエラーの内容が表示されるようにしましょう。吹き出しなどでリアルタイムで表示される仕様が良いでしょう。
入力が正しい場合には、相違ないことを伝えましょう。
名前を入力すると、フリガナが自動的に入力される仕様にし、入力の手間を省いてあげましょう。
全角入力、半角入力どちらの場合でも問題ない形式にしましょう。
電話番号の入力欄は、分割せず一つに統一しましょう。
統一できる入力欄は1つにしましょう。
ページ内の不要なリンクを削除し、離脱を防ぎましょう。
テキストBOX内や、テキストBOXの近くに入力例を明示しましょう。
テキストBOXに背景色をつけて入力する箇所をわかりやすくしましょう。また、入力済みのBOXは色が消えるのようにして、未入力の箇所がわかりやすいようにしましょう。
SSLシールやPマークなどを明示することで、セキュリティ保護の安心感を伝える。
フォーム設計
電話番号には数字タップを、メールアドレスにはアルファベットタップを、テキスト入力の切り替えの手間を省いてあげましょう。
EFO(入力フォーム最適化)におすすめツール5選
SiTest(サイテスト)/グラッドキューブ
- NTT西日本や小林製薬などの大手企業をはじめ、50万サイト以上が導入
- 導入後のフォーム入力完了率が1.5倍以上改善した企業も
- 半角・全角の自動変換やフリガナ自動入力など機能が豊富
EFOcats(イーエフオーキャッツ)/エフカフェ
- 1画面につき質問が1つずつ表示され、フォーム入力の手間を軽減
- 従来のフォームと比べてコンバージョン率が150%アップした企業も
- 入力支援・分析レポートも搭載しており、改善を図れる
エフトラEFO/エフ・コード
- 分かりやすい入力時の事前指示やエラー表示でユーザーの迷いを解消
- 各フォームの成績を、項目別に分かりやすく視覚化したレポート機能を搭載
- 設定画面では便利なプレビュー機能があるので、慣れない人でも簡単に操作可能
formrun(フォームラン)/ベーシック
- 無料プランや14日間の無料トライアルがある
- ドラッグ&ドロップの直感的な操作性でフォームを作成できる
- 顧客管理機能もあり、フォーム作成以降の作業も効率化できる
Gyro-n EFO/ユニヴァ・ジャイロン
- サポートチームが各社のフォームに合わせた最適な入力支援設定をしてくれる
- エラーや離脱率だけでなく、それらが発生する条件やタイミングまで解析可能
- さまざまなタイプのフォームに対応しており、特殊なフォームでも実装可能
まとめ
入力フォームは、自社製品やサービスの売上や資料請求、会員登録に直結する重要なページです。
多様化するユーザーニーズに合わせて多くのCVを得るにはEFOは必要不可欠な業務です。とはいえ解析や検証には、多くの時間や労力が必要なです。
そこで、ノウハウのある業者に実績に基づき効率的な改善を依頼することや、EFOに関わる業務をある程度自動化できるEFOツールを上手に活用すれば、担当者の負担を削減し、効率的かつ的確な施策を講じることができます。