運用ノウハウ
Figmaで作成したデザインを書き出す(エクスポート)方法
Figma で作成したデザインを画像として書き出す(エクスポート)する目的は、「デザインの確認」「Webサイトの要素として使用」の大きく2つに分かれます。
目的に応じて書き出しの設定は変える必要があるので、デザインを書き出すための基礎知識と合わせて、それぞれの目的に合わせてエクスポートする際のポイントを紹介します。
フレーム、オブジェクトのどちらも画像としてエクスポートできますので、用途に応じて使い分けてみてください。
デザインを書き出すための基礎知識
最適な画像サイズとは
最適なサイズは、デバイスの画面解像度に依存します。
WEBサイトなどで一般的に用いられるPCモニター画面表示用の解像度は72dpiですが、最近のMacは画面解像度が144dpiなので、2倍のサイズで画像を書き出き出すことで最適な表示となります。2倍で書き出された画像のことを2x(ツーエックス)、3倍で書き出された画像を3x(スリーエックス)と呼びます。
ファイルサイズ
1番左側にある設定がファイルサイズで、「1x」が等倍のサイズで書き出されますが、他のサイズに指定して書き出しも可能です。
- 1x:等倍で書き出し
- ○x:○倍で書き出し
- ○○w:横幅を○○px固定で書き出す(高さは横幅に比率を合わせて自動)
- ○○h:高さを○○px固定で書き出す(横幅は高さに比率を合わせて自動)
「Sufix」にテキストを追加すると、書き出し時にファイル名の最後にそのテキストが追加されます。
「2x」の場合は「@2x」と書くのが一般的で書き出すと「ファイル名@2x.png」となります。
複数の画像サイズを設定する
複数の画像サイズを設定する場合は、「Export」の右端にある「+」ボタンを押すことで設定を追加することができでき、同時に複数の形式やサイズでエクスポートすることができます。サイズ「1x」を変更することで、画像の拡大率を変更できます。
また、書き出し時に「Sufix」を付加することで、ファイル名に自動的にテキストを追記することができるので、サイズ管理に便利です。例えば、「Sufix」に「@1x」「@2x」などのテキストを追加すると、「ファイル名@1x.png」などのように、ファイル名の後にSufixに入れた文字列を追加することができます。
ファイル形式
ファイル形式は一番右で設定できます。
- PNG
- JPG
- SVG
背景を透過させる
PNG形式の画像を書き出す場合、背景を透過させることができます。フレームを選択した状態で、「Fill」の「Show in exports」のチェックを外せば、背景色なしでエクスポートすることが可能です。
ファイルの書き出し
「Export (Layer名)」ボタンを押すと画像がエクスポートされ保存完了です。
デザインの確認をする場合
-
ポイント
- フレームを等倍で書き出せばOK。
- 共有には .png か .jpg が一般的。
作成したデザインの確認や進捗報告をする場合には、チームメンバーやクライアントに共有するために画像として書き出す必要があると思います。実際に画像として書き出したい「フレーム」もしくは「オブジェクト」を選択した状態で、インスペクタパネルから「Export」をクリックしてください。
Webサイトの要素として使用する場合
-
ポイント
- 必要に応じて複数の画像サイズを書き出す。
- .svg 形式で書き出す。
Webサイトに配置するための要素として書き出す場合は、画像サイズに注意してください。最近のRetinaディスプレイなどの高精細ディスプレイに対応するには、必要に応じて画像サイズを拡大する必要があります。
高精細ディスプレイで美しく表示するために必要な画像サイズは、Webサイトの最適な画像サイズを選択する必要があります。