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JPEG(JPG)データ・JPEG(JPG)形式とは【用語説明】
JPEGデータ(JPEG形式)とは、画像のデータ形式のひとつで、写真やWebでよく使われる画像圧縮形式です。拡張子には「.jpg」や「.jpeg」などが付与されます。
形式名は、画像規格を制定した「Joint Photographic Experts Group」というISOの中の組織の頭文字から、JPEGという名称になりました。
JPEG形式はフルカラーの1,677万色を表現することができ、写真など、色数の多い画像に適しています。一方で、ファイルサイズを小さくできますが、保存の回数とタイミングには注意が必要です。
JPEG画像の圧縮について
一般的にJPEGはPNGとは異なり、一度画像を圧縮してしまうと元に戻せない「不可逆圧縮」という特徴があります。そのため画質を下げてしまうと、元の画質には戻せません。しかし、画像編集ソフトウェアによっては、規格的には元の形式を復元できる可逆圧縮と形式での保存も可能です。
JPEG画像のノイズについて
JPEGは、8×8画素をひとつのブロックとして圧縮する方式を導入しているため、圧縮率によっては周りから浮いた感じに圧縮されるブロックもあり、これを「ブロックノイズ」といいます。
また、急激な色彩の変化には対応できない場合にはエッジ部分にノイズが出ることもあり、これを「モスキートノイズ」といいます。
「.jpeg」と「.jpg」の違い
結論からいうと、この2つは表記されている拡張子が違うだけで、機能面での違いはありません。
「 .jpeg」と「.jpg」で名称の違いが生まれた背景
なぜ「 .jpeg」と「.jpg」という2つの拡張子が存在しているのでしょうか。
これはMS-DOSという1980年代に普及していたOSの仕様が関係しています。MS-DOSではファイルの拡張子は3文字までという制約がありました。そのため、現在でも「 .jpeg」と「.jpg」の2種類の表記が残っています。