ウェブ用語
パンくずリストとは【用語説明】
パンくずリストとは、ウェブサイト内でのウェブページの位置を、ツリー構造を持ったハイパーリンクの一覧として示すものです。「パンくずナビ」「トピックパス」「フットパス」とも呼ばれ、英語では「breadcrumb list」「breadcrumbs」「breadcrumb navigation」と表されます。
パンくずリストは、利用者がサイト内での現在位置を見失わないようにし、ナビゲーションを助ける役割があります。そのため、ページの上部箇所に表示されているケースが多いです。
また、「パンくずリスト」という名前は、童話『ヘンゼルとグレーテル』で、主人公が森で迷子にならないように自分たちが通った道にパンくずを置いていった、というエピソードに由来します。
パンくずリストにはいくつかの種類があり、その中でも代表的なものに次の3つがあります。
- 位置型パンくずリスト
- 属性型パンくずリスト
- パス型パンくずリスト
位置型パンくずリストとは自身が閲覧しているページが階層構造内のどこに位置しているかを示します。
そのページにたどり着く経路が異なる場合でも、同じページであれば表示されるリストも同じものになります。
位置型パンくずリストは、そのページにたどり着く経路が異なる場合でも、同じページであれば同じものが表示される「静的」なものでしたが、属性型パンくずリストは、ユーザの操作によって変化します。
サイト内構成の現在の位置を示すのではなく、閲覧しているページがWebサイト上のどのカテゴリー(属性)に分類されているのかを示します。
現在閲覧しているページにどのようにしてたどり着いたのかを示します。ページへの経路が異なる場合、表示されるリストも変化する動的なパンくずリストです。
ブラウザの「戻る」ボタンや履歴機能と同じ役割であることから「履歴型のパンくずリスト」とも呼ばれています。