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Shopifyとは?Shopify導入のメリット・デメリットと合わせてご紹介
Shopify(ショッピファイ)とはECサイト作成サービスの1つで、日本では2017年から本格的に展開されています。ECサイトといえばAmazonや楽天市場などの集客力の高い大手サイトがありますが、そこから離脱し個別のオンラインストアを開設する企業も増えていることから、Shopifyへの注目度も高まっています。
そこで今回はShopifyを導入するメリットとデメリットについて解説します。
Shopifyは簡単に独自のECサイトが開設できるサブスクリプション型のサービス
これまでECサイトを独自に展開するためには、自社サーバを用意しパッケージの導入が必要となるのが一般的でした。
しかし、Shopifyはアカウントを作成すれば、管理画面で設定するだけで簡単にECサイトを作成できます。
Shopifyを導入するメリット・デメリット
Shopifyを導入することで得られる6つのメリットと3つのデメリットについて解説します。
Shopifyのメリット|低コストで導入可能で、効率的な在庫管理や集客にも強い
Shopifyを導入すると、以下の6つのメリットが期待できます。
- 低コストで導入、手数料も低い
- SNS連携が簡単で集客に強い
- 豊富な決済手段
- 配送・在庫管理の効率化
- 簡単にデザイン性の高いサイトが作成可能
- 海外展開がしやすい
Shopifyには5つの料金プラン(月額1,000円程度〜)があり、全てのプランで14日間の無料トライアルが可能です。
ECサイトの運営には販売や決済ごとに手数料がかかりますが、Shopifyはプランごとに手数料が決められており、販売手数料に関してはShopifyペイメイトという独自の決済手段を利用すれば無料になります。
また、ShopifyはFacebookやInstagramといったSNSとの連携が簡単ですから集客力も期待できるでしょう。ECサイトで買い物するユーザーにとっては利用可能な決済手段も気になるところです。
Shopifyでは独自のShopifyペイメント以外にApple PayやGoogle Pay、PayPal、Amazon Pay、Paidyや携帯キャリア決済など豊富な手段の中から選べます。
海外でも利用可能な決済手段にも対応しているため、海外向けの販売でも安心です。
在庫管理や配送状況の把握なども管理画面から把握でき、商品に適した配送方法が選べるオプションなども各種用意されています。専用のアプリをインストールすれば、バックオフィス業務の効率化も図れるでしょう。
ECサイトのデザインについても、Shopifyにはデザインプレートが多数用意されているため、部分的にHTML/CSSを編集することでカスタマイズも可能です。デザイン性が高いECサイトを作りたい人にはおすすめです。
Shopifyは導入前の集客戦略が重要でカスタマイズには専門知識が必要
ShopifyはオリジナルのECサイトを作成・運営するのに便利なサービスですが、次のようなデメリットも存在します。
- Shopifyだけでは集客できない
- 詳細のカスタマイズは難しい
- 詳細情報は英語での記載が多いため、英語力が求められる
Shopifyは大手ECサイトのようにWebサイトを立ち上げただけでは集客は難しいでしょう。SNSやブログなどですでに集客できている場合は問題ありませんが、集客力がない状態からのスタートの場合はShopifyだけでは売上はなかなか伸びません。SNS連携などのサービスを活用し、導入前から集客戦略をしっかり立てることが重要です。
Shopifyのメリットの中にカスタマイズが可能とお伝えしましたが、詳細なカスタマイズにはHTML/CSSなどコーディング知識が必要です。機能カスタマイズについても、ECサイト運営に必要な機能を把握した上で各種設定を行う知識が不可欠です。
また、Shopifyはもともとカナダ発祥のECサービスですから、詳細な情報は英語で記載されたものがほとんどです。基本的な情報は日本語版のヘルプページでカバーできますが、アプリ導入やカスタマイズをする場合はある程度の英語知識が必要です。
Shopifyは独自のECサイト運営を考えている企業におすすめのサービス
Shopifyは低コストで独自のECサイト運営が可能となるサービスです。豊富な決済手段や在庫管理や配送状況の把握などが簡単にできて業務の効率化にもつながります。デザインについても、テンプレートの使用やカスタマイズによって、デザイン性の高いECサイトが作れるでしょう。
ただし、カスタマイズにはコーディングなどの専門知識が必要な上、ECサイト構築前には集客戦略をしっかり練っておくなどの準備も重要です。
大手ECサイトから離脱して独自ECサイトを展開する企業が増える中、Shopifyはこれからの選択肢の1つとして注目されています。