ウェブ用語
WEBセーフカラーとは【用語解説】
Webセーフカラーとは、ブラウザやOS、ハードウェアの種類といった閲覧環境に関係なく、Webページで正しく表示できる216色のカラーのことです。
Webセーフカラーは、Webサイト上の色を赤、緑、青の「RGB値」をそれぞれ6段階に分割し、16進数で「0」「3」「6」「9」「c」「f」を組み合わせたものと規定されています。
ブラウザではシステムパレットの色を参照して表示する仕組みになっているので、システムパレットにない色が指定されていると、システムパレット内の色に書き換えて表示してしまいます。
そのため、インターネット上で画像などを公開すると、実際に表示されるカラーが閲覧者のコンピュータの利用環境によって左右され、正しく色が表示されない場合があります。
そこで、1994年にNetscape Communicationsが、同社のWebブラウザであるNetscape Navigatorでの色の表示が一定であることを保証したことがきっかけとなり、WindowやMacintoshなどのシステムパレットで共通に使用されている216色がWebセーフカラーと指定されました。
WindowやMacintoshなどのシステムパレットで共通に使用されている216色がWebセーフカラーと指定されるようになり、Webセーフカラーを使ってWebサイトを制作すれば、意図した色と違う色が表示される危険性がないということから、「セーフ」と名付けられています。
つまり、Webセーフカラーのみを使用して色を指定することで、Webブラウザで表示する限り、常に正確に表示されます。